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ベケット20勝一番乗りレ軍の連敗止める
<デビルレイズ1-8レッドソックス>◇21日(日本時間22日)◇トロピカーナフィールド
【セントピーターズバーグ(米フロリダ州)21日(日本時間22日)=四竈衛、山内崇章】ア・リーグ東地区首位のレッドソックスが連敗を4で止めた。右腕エースのジョシュ・ベケット投手(27)が、デビルレイズ戦で6回4安打1失点8奪三振と奮投。今季メジャー一番乗りとなる20勝目を挙げ、レ軍では04年のシリング(21勝)以来3年ぶりとなる大台に到達した。2位ヤンキースが敗れ、ゲーム差は再び「2・5」。12年ぶりの地区優勝マジックは「7」、プレーオフ(PO)確定まで「2」。松坂大輔投手(27)が先発する22日にもPO進出が決まる。
高温多湿な敵地タンパの空気だけでなく、連敗の重苦しさを、エースが吹き飛ばした。公式戦も佳境に入りながらマジック減らしどころか、よもやの4連敗。ひたひたと迫る2位ヤ軍の足音は、レ軍の誰もが耳にしていた。だからこそ、ベケットは踏ん張った。不安定な立ち上がりから徐々にペースを取り戻し、終わってみれば6回1失点。「これは意義がある。同僚、コーチ陣、トレーナーらみんなが必死に支えてくれたおかげだと思う」。自身初の20勝で連敗を止めたヒーローは、真っ先に周囲に対して感謝の言葉を向けた。
常に試合を優位に進めても、雲行きは怪しかった。同点に追い付かれた初回だけで35球、3回までに78球を費やした。ただ、ベケットの意地と責任感は揺るがなかった。「できる限り、ブルペンに負担を掛けたくなかったからね」。4回からは3イニング連続で3者凡退。連敗脱出への足場を固めた。試合後は、同僚から「祝20勝記念」の高級シャンパンを贈られるなど、クラブハウス内の沈滞ムードは一掃。「試合後に、ラップ音楽がかかっているのはいいものだね。ちょっと特別で思い出に残る夜になったよ」。はにかむように笑った。
この白星で、12年ぶりの地区優勝までマジック「7」、PO進出確定まで同「2」と迫った。もっとも湿りがちだった打線は3本塁打などで8点を挙げながら、33年ぶりの「珍記録」となる17三振。チグハグな攻撃から抜け出してはいない。「これまでの負けから立て直すのは簡単じゃないよ」。残り8試合。久々の勝利にも、フランコナ監督は表情を引き締めることを忘れなかった。
[2007年9月23日9時42分 紙面から]
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