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トーリ氏のドジャース監督就任を発表
名門ドジャースが本拠地移転50周年にふさわしい「切り札」を迎えた。1日、第26代監督に今季までヤンキースを率いたジョー・トーリ氏(67)の就任を発表した。10年まで3年総額1300万ドル(約15億円)は、監督としてド軍史上で最高条件となる。世界一は88年以降なく、歴代1位76勝のポストシーズン勝利を誇る名将に再建を託す。トーリ新監督は13年ぶりのナ・リーグ復帰で、指揮を執るのは5球団目になる。5日(日本時間6日)に就任会見を行う。
名将は米本土を横断し、今度は西海岸の名門球団でタクトを振るう。ドジャースがグレーディ・リトル前監督(57)を事実上、解任したのが2日前。その時点で招聘(しょうへい)が内定していたことをうかがわせる、スピード発表だった。同氏は球団を通じ「スポーツ界で最も歴史ある球団の一員になれて光栄。ロサンゼルスにワールドチャンピオンをもたらしたい」と就任の喜びをコメント。「世界王者」のキーワードに、自らに求められる任務の重みを自覚した。
ド軍入りは少年時代からの夢でもあった。ロサンゼルス移転前のホームだったニューヨークのブルックリン出身。当時の本拠地エベッツフィールドに通い、メジャー選手になる思いを強くした。「ブルックリンで育って、ドジャースの歴史はよく理解している」。ラジオ番組では「選手時代、自分にとってドジャースはナ・リーグのヤンキースだった」とあこがれを話したことがある。しかもド軍は来季が移転50周年。年間を通じてセレモニーを開催し、シーズン最後を飾るプレーオフ進出は至上命令ともいえる。マッコート・オーナーは「ジョーの献身さと熱意、そして能力は、われわれの究極の目標である世界一に導いてくれるだろう」と期待を寄せた。
トーリ氏にとっても「鬼門」のナ・リーグ復帰で復権を果たしたい。歴代8位の2067勝で殿堂入りを確実にするが、過去指揮を執ったナ3球団では戦力に恵まれず、14年で地区優勝わずか1回。勝ち越しも5シーズンしかなかった。ラルーサ監督(カージナルス)しかいない両リーグ1000勝、史上3人目となる両リーグでワールドシリーズ制覇となれば、手腕と名声は不動のものになる。
12年連続プレーオフの功績にかかわらず減俸提示され、ヤンキースと決別。一方、ド軍は88年の世界一以降、プレーオフは1勝12敗の不振が続く。「彼は挑戦が好きなんだ」とコレッティGM。年平均ならヤ軍が再オファーした500万ドル(約5億7500万円)が上でも、ド軍の熱意がトーリ氏を再びユニホームへと駆り立てた。
[2007年11月3日9時59分 紙面から]
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