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ヒルマン監督が広島黒田をリストアップか

- 記者会見するヒルマン監督(撮影・長島一浩)
黒田さん、いらっしゃ~い!? 来季から米ロイヤルズの監督に就任する、日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)が4日、札幌ドームで退任会見を行った。5年間を振り返る一方で、日本人FA選手の補強を視野に入れていることを明らかにした。具体名こそ挙げなかったが、興味を示している選手は「すでに何人かいる」と明言。現時点で球団側と掛け合っているとし、先発投手不足のチーム事情から、5日にFA申請書を提出する広島黒田博樹投手(32)のリストアップは確実とみられる。
匿名に徹したことが、ただのリップサービスではない証明だった。ヒルマン監督が「日本市場」にも着目しながら、ロ軍の強化に乗り出す狙いが明らかになった。FA宣言しそうな日本人選手について聞かれると、「すでに何人かいるが、名前は言えない」と語った。個人名は出さなかったが“クロダ”が、その1人であることは極めて濃厚だ。
スタートではなく、進行中であることも判明した。ロ軍のムーアGMと「もう話はしている」と認めた。今年はア・リーグ中地区で4年連続の最下位。先発陣での2ケタ勝利は12勝のバニスターのみだ。同監督も「若い有望な野手はいるが、投手陣の整備が課題」と話すほど、課題は多い。
黒田について「今まで対戦してきた中でも(レッドソックス)松坂クラスの投手」と話したこともあり、実力を高く評価していた。米でも十分に通用する速球と多彩な変化球、シーズンを通して稼働でき、先発完投型のタフな投球スタイルに着目してきた。
ただネックは資金面だ。すでに10球団ほどが興味を示しているようで、マリナーズ、レッドソックス、カブス、ヤンキース、メッツなどが本格参戦するとみられている。マネーゲームになった場合には、資金力のないロ軍は不利な状況。それを補うための太いパイプが、人脈になりそう。広島ブラウン監督とは旧知の仲で、ロ軍メディーナGM補佐は広島OBで詳細な情報交換が可能で、素早く動向をチェックできる。
FA宣言をした場合には中日福留も目玉の1人だが、最優先の補強は投手陣。米移籍へ興味を示しているロッテ薮田らの実力も自分の目で確かめており、評価をしている。「アメリカに行きたいという選手がいるならば、お手伝いしたい」。5日に米へ帰国するヒルマン監督の“お土産”は、日本人選手になるかもしれない。【高山通史】
[2007年11月5日8時57分 紙面から]
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