稼頭央が後輩松坂との対決を心待ち
ロッキーズVSレッドソックス。ワールドシリーズは、初めて日本人選手の所属するチーム同士の激突になった。松井稼頭央(31)と松坂大輔(27)。西武時代の同僚2人が、頂点をかけて戦う。ロッキーズにとけ込んだ松井は、松坂を「チームとして攻略したい」。松坂は感慨深げに「(対決は)うれしいです。プレゼントのようなものですよね」と言った。松坂の先発はデンバーでの第3戦(日本時間28日)が有力。2人の直接対決が楽しみだ。
先にワールドシリーズ進出を決めていたロッキーズ松井は、西武時代の後輩でもある松坂との対戦を心待ちにしていた。
21日、コロラド州デンバーの本拠地球場で練習を行った後、「今まで(守りで)後ろから見ていたが、今度は対戦相手。いいボールを投げるので、何とかチームとして攻略したい」と話した。
今年6月の交流戦ではレッドソックスに2勝1敗と勝ち越しているが、松坂との直接対決はなかった。ロッキーズは、シリング、ベケットを打ち崩しての2勝。しかも松井はこの2試合で10打数5安打と当たっていた。苦手意識はまったくない。「レッドソックスは投手も野手も非常にいいので楽しみ。相手が嫌がることをしたい」と闘志を燃やした。Wシリーズで、まだ盗塁を決めた日本人野手はいない。足で攻めれば、松坂、そしてレッドソックス投手陣の攻略にもつながる。
この日のクアーズ・フィールドは昼ごろまで吹雪だった。前夜からの雪でグラウンドは真っ白。デンバー市内では約15センチの積雪を記録した。紅白戦を取りやめ、約1時間の室内練習に切り替えたが、これも想定内だ。
チームをノリにノセているハードル監督は悪天候を予測し、前日に紅白戦を3イニング延長して実戦練習をしていた。「(雪用の)プランを用意していた。予定通りの調整ができている」。さらに室内打撃ケージで居残り打撃に取り組んだ。ほかの選手が次々に球場を後にする中、黙々とスイング。「ちょっと多めに打ったかも。(雪の)影響? 別に」と笑顔だったが、頭には対松坂も描かれていたのかもしれない。きょう、グラウンドで練習してから、いよいよ敵地ボストンへ向かう。
[2007年10月23日9時43分 紙面から]
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