ロッキーズ最長ブランク中8日は吉か凶か
ロッキーズが「中8日」に挑む。ナ・リーグ優勝決定シリーズを4連勝で制したチームは、24日(日本時間25日)のワールドシリーズ開幕まで8日間という史上最長のブランクができた。過去に5日以上の間隔があった延べ10球団のうち7チームが優勝しているという有利なデータはあるが、試合勘を取り戻すのが難しいことも事実。シーズン終盤22戦21勝という驚異的な勝率で突っ走ってきたシンデレラ・チームは、その勢いを維持できるのか。
地区シリーズから7連勝でワールドシリーズ出場を決めたのは15日。この時点ではロッキーズにとって最高の結果だった。しかし、24日に開幕する「本番」に長期休養がどう影響するのかという疑問には、明確な答えが出なかった。
大リーグ公認の記録専門会社エライアスによると、過去のワールドシリーズでの最長間隔は「中6日」で3球団が経験している。95年ブレーブス、96年ヤンキースは優勝しているが、昨年のタイガースは敗れた。これを含め、5日以上間隔があったのは延べ10チーム。そのうち7チームが勝っていて、優勝確率は7割だ。
しかし、ロッキーズはプレーオフを含む最近22戦に21勝1敗と勢いに乗っていただけに、試合から遠ざかる不安も伴う。20日には紅白戦も行ったが、真剣勝負とは緊張感が違う。しかも21日は降雪のためグラウンドが使用できなかった。日本ではセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージで「中14日」の巨人が中日から1勝も挙げられず敗退したように、実戦感覚を取り戻すのは簡単ではない。
昨年のタイガースは長期ブランクの影響がもろに出た。守備が乱れ、全試合で失策を記録。特に投手陣が第1戦から5試合連続でエラーを犯し、自滅した。
ただロッキーズに守備の心配はないかもしれない。なにしろ今季はメジャー歴代最高となる守備率9割8分9厘を記録した鉄壁ディフェンスを誇っている。スポーツ専門局ESPNのホームページでは「たった8日でトゥロウィッキーが遊撃ゴロの捕り方を忘れると思いますか?」と問い掛けている。
4番ヘルトンは日程の余裕を「かなり疲労が回復した。自分にとって最高の休養」と歓迎し、右太ももが万全とはいえない松井も「有効に使いたい」と前向きだった。かつてロ軍の強打者だったカスティーヤGM補佐は「地区シリーズの後もしっかり対応できた。今回もできないはずはない」。コロラドのファンは、その言葉を信じている。
[2007年10月24日9時29分 紙面から]
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