稼頭央「久しぶりの悔しさ」/Wシリーズ
<Wシリーズ:ロッキーズ3-4レッドソックス>◇第4戦◇28日(日本時間29日)◇クアーズフィールド
ロッキーズが、ついに力尽きた。ゲームセットの瞬間、松井はベンチから動かず、レッドソックスの歓喜の輪をじっと見続けていた。この日は、ストッキングを見せるクラシックスタイルでプレーした。「昨日からウィリー(タベラス)と一緒にやろうと思っていた。気分も変わるから」とあきらめなかった。左翼ラミレスの頭を越す二塁打を放ち、難しい併殺も完成させた。チームを引っ張り続けた。
「大輔や岡島におめでとうと言いたい」という一方で「この悔しさを久しぶりに味わったからね。こっちに来て。こういう舞台で戦えたし、悔しさも来年以降にプラスになる」と話した。
ニューヨークでは実力を発揮できなかったが、コロラドでよみがえった。チームは今季はメジャー史上最高の守備率9割8分9厘を記録したが、その中心が、わずか4失策の二塁松井だった。Wシリーズでも4試合で打率2割9分4厘。日本人初の盗塁も決めた。
オダウドGMは、今オフの最優先事項のひとつが「松井との契約延長」という。ロッキーズとは1年契約150万ドル(約1億7250万円)だった。シリーズ終了後、10日以内で契約がまとまらなければ松井はFAになるが、同GMは「彼と契約延長する自信はある。代理人との関係も良好だし」と明言した。
松井も「このチームは素晴らしい、本当に好きなチーム」と気に入っているだけに、2年600万ドル(約7億円)前後の提示で残留の可能性はある。
「しっかりトレーニングして、良い顔でキャンプを迎えたい」。目指すは次のワールドシリーズ。今度こそ世界一を奪い取る意気込みだ。【千葉修宏】
[2007年10月30日9時26分 紙面から]
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