<ナ地区シリーズ:ドジャース3-1カブス>◇第3戦◇4日(日本時間5日)◇ドジャースタジアム
カブス福留孝介外野手(31)のメジャー1年目が終わった。不調からベンチスタートとなったこの日は、6回センターの守備から途中出場した。7回表には黒田と対戦が実現した。日本時代は通算3割3分と相性がいい。外角攻めの球を中前にはじき返して、プレーオフ初安打、黒田をマウンドからひきずり降ろす意地はみせた。
だが、シリーズの流れを変えるまでには至らず。レギュラーシーズンでナ・リーグ最高勝率のチームは、5割を少し超えただけで西地区を制したドジャースに負けた。
福留は「負けることは悔しい。ここでスッと負けてしまったのは、不完全燃焼以外の何ものでもないです」と悔しさを押し殺した。2年連続で地区シリーズ3連敗。カブスにとって福留獲得は昨年と同じ轍(てつ)を踏まないための補強策だったが、その期待に応えることはできなかった。
「チームが勝つことが一番のこと(目的)ですから。それができなかったことに関して、本当にチームに迷惑を掛けたし、申し訳ないなって気持ちですね」。責任感は、誰より強く感じている。
「(来年は打撃不振を)克服しなくちゃいけないでしょう。でなければ、来年やる意味もないし、今年1年やった意味もない」。プライドが高い男だからこそ、来年の巻き返しにかける思いは強い。球場を離れる前、チームメート1人1人と握手をしながら、「ありがとう」と労をねぎらった。
「また来年この場所に帰ってこられるようにやるだけですね」と語る目は、リベンジの炎で新たな目標を見据えていた。(佐藤直子通信員)




