田口出番なくても笑顔/Wシリーズ
<ワールドシリーズ:フィリーズ4-3レイズ>◇第5戦(サスペンデッドゲーム=6回裏から再開)◇29日(日本時間30日)◇シチズンズバンクパーク
世界一の感激は、やはり格別だった。田口壮外野手(39)は最後まで出場機会がないままだった。それでも、頂点に立った重みにかわりはなかった。「秘密兵器は秘密のまま終わってしまった」と冗談を飛ばしながらも「すごいチーム。このチームは常にまとまっている感じ。出場機会は少なかったですが、終わってみれば(うれしさは)一緒ですね」。カージナルス時代の06年以来、2個目のチャンピオンリングに「なかなかないですし、ラッキーですね」と笑顔を浮かべた。
カージナルスから移籍した今季は、88試合、91打席と出場機会が激減した。それでも、常に先頭に立って練習メニューをこなし、入念な準備を怠ることはなかった。「確かに多くプレーすることはなかったが、彼はいかにプレーするかを理解している選手だから」。マニエル監督は評価し、試合後、グラウンドで田口を見つけて抱きしめた。主力野手に若手が多いフ軍にとって、田口はお手本の1人でもあった。
1年契約でもあり、現時点で来季の動向は未定。「2週間ぐらいすれば、また体を動かしたくなるでしょう」。2個目のリングは、野球に取り組む熱心さへのご褒美だ。
[2008年10月31日9時41分 紙面から]
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