21年ぶりにワールドシリーズに進むためにはもう1敗も許されない。難敵相手に3連勝が求められる。ただ、前夜に逆転サヨナラ負けを喫したドジャースには、気持ちを切り替えられる休養日を挟めたのは幸運だった。ロッカールームでも、練習でも、普段通りに明るい雰囲気に包まれた。

 トーリ監督は「結局のところは1つ勝てば流れはがらりと変わる。ホームにも戻れる」と前夜と違って言葉にも力が戻っていた。先発は第2戦で8回途中まで1失点と力投したパディーヤ。「総力戦だ」として第3戦でKOの黒田博樹投手(34)もブルペンで待機させるという。

 リリーフは五輪などを含めても多くはない黒田だが「体は元気なので投げたい。考え過ぎずに精いっぱいやるだけ」と闘志満々。昨季プレーオフを経験したことで「落胆を引きずっている選手はいない。3連勝の展開もありえる」。

 第2戦からは先制されて追い掛ける展開を強いられている。パディーヤの好投に加えて打線の奮起は欠かせない。主砲ラミレスはレッドソックス時代の2004年にヤンキースと戦ったア・リーグ優勝決定シリーズの「3連敗4連勝」を知っている。「昨夜は子どものように熟睡したよ。全力で戦って、どうなるかを見届ける。それが大事だ。おれたちはあきらめないよ」と巻き返しに自信を見せた。