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黒田撃沈、39球6失点KO/プレーオフ

トーリ監督にボールを渡してマウンドを降りる黒田(撮影・蔦林史峰)
トーリ監督にボールを渡してマウンドを降りる黒田(撮影・蔦林史峰)

<ナ優勝シリーズ:フィリーズ11-0ドジャース>◇第3戦◇18日(日本時間19日)◇シチズンズバンクパーク

 【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)=四竈衛、水次祥子】ドジャース黒田博樹投手(34)が、敵地で沈んだ。フィリーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発し、1回1/3を6安打6失点。首痛からの復帰マウンドだったが、わずか39球でKOされた。試合は、序盤で黒田を攻略したフ軍が、11-0と大勝。対戦成績を2勝1敗とリードした。次回先発のチャンスがあるかは微妙だ。

 ベンチに戻った黒田は、しばらく動こうとしなかった。2回裏1死、ロリンズに適時二塁打を浴びると、トーリ監督がマウンドへ向かい、交代を告げた。打者10人から奪ったアウトはわずか4つ。「何を言っても言い訳になるし、マウンドに上がった以上、結果を求められる。こうなったのはすごく悔しいです。それだけです」。メジャー2年目で最短の先発マウンドは、悔いしか残らなかった。

 結果は無四球でも、制球に苦しんだ。全8球投げたスライダー、カーブはすべてストライクゾーンから外れた。打者有利のカウントで、ことごとく速球系を狙われ、6安打を許した。「自分の投球に入る前にやられてしまった」。走者を背負うと、ベンチからのサインを待ち、さらに公式戦とは違うサインに代えたこともあり、捕手との呼吸にも乱れが生じた。全39球中、ストライクは51%の20球。「イメージとは違う配球になってしまった」。13日にアリゾナのマイナー戦で登板したとはいえ、メジャー相手は9月28日以来。急仕上げの感は否定のしようがなかった。しかも、重圧のかかる敵地での決戦。黒田にすれば、厳しい条件が重なった。

 ただ、序盤で試合の行方を決められた事実は動かない。第7戦までもつれた場合、当初は黒田が先発する予定だったが、それも微妙になってきた。試合後、トーリ監督は慎重な言葉で今後の見通しを語った。「もう1回、ブルペン投球を見てみたい。寒い天候の影響とか、こういう日もある。体調面は問題ない。ただ、好投できなかっただけだ」。

 ただ黒田にすれば落ち込んでばかりもいられない。「まだ先はある。気持ちをしっかりと切り替えて臨みたいです」。2年越しのWシリーズ出場を果たすためにも、このまま終わらせるわけにはいかない。

 [2009年10月20日8時30分 紙面から]


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