竜の指揮官が小学生に“ざんげ”した。本拠地2戦目となったオープン戦は山井、大野、吉見の「3本柱」が次々にマウンドに上がるスペシャルゲーム。最後には大人気の浅尾までもが登板した。ところが試合は予想に反し投手陣が打ち込まれて18安打8失点。まだ調整段階ではあるが、攻撃でも22日阪神戦(沖縄・北谷)の途中からオープン戦24イニング連続無得点と寂しい内容だった。

 試合後にインタビュー室に現れた谷繁元信兼任監督(44)はカメラを前にして「完封負けですみません」と謝った。と言うのもこの試合はいつものオープン戦とは違った。球団がナゴヤドームの5階席に名古屋市内の小学校卒業生を無料招待していたのだ。

 オープン戦としては異例の観客3万2536人を集めた試合でいいところが見せられず、お祝いできなかった。指揮官は「シーズンに入ったらなんとかいい試合を見せます。開幕に戦える準備をしているところです」と卒業生に逆襲を約束した。