オリックス西勇輝投手(24)が明日4日のオープン戦中日戦(京セラドーム大阪)で今季初めて実戦に登板する。3回の予定で、西は「打者の反応を見て行きたい」と注意点を挙げた。今後の調整が順調に進めばシーズン初登板は31日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)が濃厚。9年ぶり日本復帰の松坂と投げ合う可能性もあり「わくわくしますね」と声を弾ませた。

 尊敬するエース金子から常々言われる「相手投手と投げ合うわけではない」という言葉を西は大事にしている。「1人1人の打者を考えて投げていきたい」と言う。ただあの松坂と投げ合えるなら、心は躍る。「(プロ入り前の)あこがれだった(ソフトバンクの)斉藤和巳さんとは投げ合う機会はなかったので」とシーズンへの力にする。5日はバリントンが先発。

 開幕西武戦は金子、バリントン、東明か吉田一で乗りきり、2カード目のソフトバンクには西、松葉、ディクソンで挑むローテーションも見えてきた。【堀まどか】