巨人の開幕投手は菅野か内海か。原辰徳監督のコメント。

 パッと両手を広げ。

 「最初はこうだった」と言い、左手を上、右手を下に。

 「でも、今はこうだな。昨日の投球でな。ナイスピッチングだった」と、じわじわ右手を上げていった。左手と入れ替わって、上に位置させて止まった。右手は内海。左手は菅野だ。

 基準準は、何なのか。

 「ファン。競った状態であるならば、独断で決めることもあるだろう。でも、それではダメだ。ファンが納得いくものを残すことがベスト。『この投手にシーズンを託すんだ』と、思わせること。飛び抜けたものを見せてね。

 ファン投票で決めればいいのではないか。

 「ダメだな。そういう(単純な)ものじゃない」。

 広げた手を下げ、指を折っていった。「内海、杉内、外国人も面白い。高木(勇人)だって。みんな候補。いいことだよ。1人、だらしのない人がいるな(菅野のこと)。ちょっと足踏みしている。まぁ、原家にはそういう(切羽詰まった状況に置かれる)DNAがないんだけど」。