右膝を痛めて別メニューで調整していた広島ブラッド・エルドレッド内野手(34)が4日、広島市内の病院で再検査を受け「右膝半月板損傷」と診断され、開幕までの復帰が絶望的となった。

 6日は1度マツダスタジアムに訪れたものの、すぐに大野練習場へ移動。今後も3軍でリハビリを続けていく方針だ。松原トレーナーは「半月板という難しいところなので、シーズン通して彼にとって一番何がいいのか検討した結果」と説明した。長期離脱の可能性もあり、チームは昨季本塁打王、リーグ2位の打点を記録した主砲を欠いて、開幕を迎えることが濃厚。4番は新加入のヘスス・グスマン内野手(30=アストロズ)が有力となった。

 広島は6人の助っ人に負傷者が相次ぎ、1枠空く外国人出場枠を再考する方針。キャンプ中に右足首を負傷し、3日にようやく投球を再開したマイク・ザガースキー投手(32=ブルージェイズ3A)の復帰と、育成枠の右腕デヘススの支配下選手登録が検討されている。