守護神就任が正式に決まった。楽天松井裕樹投手(19)が、ヤクルト戦で2点リードの9回から5番手で登板。1四球1安打ながらも3三振を奪う力投で無失点に抑え、自身初のセーブを記録した。

 試合後、大久保監督が選手全員の前で今後の抑え起用を明言した。「今のところ(9回)は投げるぞ、そのポジション(抑え)で投げることになるぞと」と話した。

 初めて9回のマウンドに送り出した。2点リードの場面。抑えればセーブがつく。松井裕は見事に期待に応えた。ブレーキのかかったチェンジアップでヤクルト畠山、田中浩を連続三振。あっさりと試合終了まであと1人とする。2死から「ホッとしてしまった部分はあります」と四球と安打を出したのは、守護神としての初々しさ。最後は飯原をカウント2-2と追い込むと、外角低めへ鋭く落ちるスライダーで空振り三振にきっちり斬って取った。