明大は、3年生史上初の通算100安打を達成した高山俊外野手(4年=日大三)が、リーグ戦初の満塁本塁打を放つなどで慶大を破り、1勝1敗の五分に戻した。ドラフト1位候補の上原健太投手(4年=広陵)は、5回4安打無失点。

 明大高山の16打席ぶり安打が、人生初の満塁本塁打になった。6回2死満塁から、137キロの直球を左翼スタンドに運んだ。東大との開幕戦以来、安打がなかったが「感じは悪くなかった」と好調を維持。ライバルの立大・大城は無安打が続く中「自分は自分。気にしすぎてもダメだし、自分が積み重ねていかないと」と集中した。第5打席では内野安打を放ち、通算103安打。ヤクルト小川SDは「3拍子そろった好選手。ここという時に打つのは勝負強い」と評価した。