「マツダオールスターゲーム2015」第2戦は18日、マツダスタジアムで開催。先発は全セが広島黒田、全パは日本ハム吉川。

 全セは3回に広島会沢の本塁打で先制。4回にはDeNA梶谷、広島田中広の適時打でリードを広げ、その後も得点を重ねた。全パは秋山、森の西武勢が本塁打を放ったが反撃届かず。前夜に続き全セが連勝した。MVPには先制本塁打の会沢が選ばれた。

試合終了後、記念撮影に収まる広島の前列左から丸、菊池、緒方監督、後列左から新井、会沢、スライリー、前田、黒田(撮影・鈴木正章)
試合終了後、記念撮影に収まる広島の前列左から丸、菊池、緒方監督、後列左から新井、会沢、スライリー、前田、黒田(撮影・鈴木正章)


チーム
全 パ0000120003
全 セ0013300108

【パ】吉川、ディクソン、十亀、増田、武田、高橋朋

【セ】黒田、前田、田中健、大野、バーネット、呉


1回表 全パ

全セの先発投手は8年ぶり球宴出場となる黒田(広島)

1番 秋山 初球は131キロ変化球が外れボール。カウント2-2から132キロのスライダーを空振り三振。

2番 クルーズ カウント1-2から4球目、132キロのフォークをうまく拾い左翼へ安打。

3番 柳田 カウント2-2からの6球目、137キロのフォークを空振り三振。

4番 中田 カウント1-2からスライダーを空振り三振。 

全セ対全パ 先発の黒田博樹(撮影・今浪浩三)
全セ対全パ 先発の黒田博樹(撮影・今浪浩三)

1回裏 全セ

全パの先発は吉川(日本ハム)。

1番 丸 カウント1-1から3球目、137キロ変化球を打って左飛。

2番 菊池 カウント1-0から2球目、141キロ直球を叩き右飛。

3番 ルナ カウント0-1から2球目、直球を打って中前打。

4番 筒香 カウント1-2から4球目、直球を空振り三振。

全セ対全パ 先発の吉川光夫(日本ハム)(撮影・今浪浩三)
全セ対全パ 先発の吉川光夫(日本ハム)(撮影・今浪浩三)

2回表 全パ

5番 中村 カウント2-2から5球目、140キロのシュートを流し、一、二塁間を破る安打。

6番 糸井 四球を選びランナー一、二塁。

7番 松井稼 カウント0-2から3球目、変化球を叩いて右飛。

8番 中島 カウント2-2から7球目、変化球を中前打。強烈なピッチャー返しにも黒田は思わず手を出すが、幸い当たらず。二塁走者の中村は三塁で止まり満塁に。

9番 炭谷 カウント2-2から5球目を打ち二ゴロ。菊池-田中-新井と全て広島の選手を経由し併殺で無得点。

2回裏1死満塁、炭谷を二ゴロ併殺に抑え二塁手菊池(右)とタッチを交わす黒田(撮影・清水貴仁)
2回裏1死満塁、炭谷を二ゴロ併殺に抑え二塁手菊池(右)とタッチを交わす黒田(撮影・清水貴仁)

2回裏 全セ

5番 新井 カウント2-2から空振り三振。

2回裏無死、新井は豪快な空振りで三振に倒れる(撮影・加藤哉)
2回裏無死、新井は豪快な空振りで三振に倒れる(撮影・加藤哉)

6番 梶谷 カウント0-2から空振り三振。

7番 雄平 カウント1-2から4球目を遊ゴロ。


3回表 全パ

全セは2番手前田(広島)が登板

1番 秋山 カウント1-2から直球を叩き左飛。

2番 クルーズ カウント1-2から直球を叩き遊ゴロ。

3番 柳田 カウント3-2から6球目の直球を打って二ゴロ。

3回から登板する前田(撮影・清水貴仁)
3回から登板する前田(撮影・清水貴仁)

3回裏 全セ

全パは2番手ディクソン(オリックス)が登板。

8番 田中広 カウント0-1から2球目を打って遊ゴロ。

9番 会沢 カウント2-1から4球目、144キロのショートを弾き返し、左中間スタンドへ飛び込む本塁打で全セが先制。

3回裏1死、会沢翼は左中間へ先制ソロ本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
3回裏1死、会沢翼は左中間へ先制ソロ本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
3回裏1死、先制ソロ本塁打の広島会沢(右)をグータッチで迎える巨人原監督(撮影・松本俊)
3回裏1死、先制ソロ本塁打の広島会沢(右)をグータッチで迎える巨人原監督(撮影・松本俊)

1番 丸 カウント2-2から変化球を打って遊ゴロ。

2番 菊池 3球目の直球を打って遊ゴロ。


4回表 全パ

4番 中田 カウント1-2から4球目、148キロ直球を打って右飛。

5番 中村 カウント0-2から直球を見逃し三振。

6番 糸井 カウント1-2から8球目、直球を弾き返す。顔面付近へのライナーに前田が反応もグラブを弾き、二塁への内野安打。

7番 松井稼 カウント3-1から5球目、直球を弾き返す。再び前田の顔面付近にライナー。これも前田が反応しグラブに当てるも打球は中前への安打となり一、二塁。

8番 中島 カウント0-2から145キロ直球を二ゴロ。

4回表2死一、二塁、中島の打席でファウルチップに備えベンチでグラブを構える松田(中央)(撮影・鈴木正章)
4回表2死一、二塁、中島の打席でファウルチップに備えベンチでグラブを構える松田(中央)(撮影・鈴木正章)

4回裏 全セ

全パは3番手十亀(西武)が登板。

3番 ルナ カウント1-2から4球目、直球を叩き二遊間へゴロ。二塁手クルーズが横っ飛びで好捕し一塁へ送球も内野安打となる。

4回裏無死、エクトル・ルナは二塁内野安打で出塁する(撮影・宮崎幸一)
4回裏無死、エクトル・ルナは二塁内野安打で出塁する(撮影・宮崎幸一)

4番 筒香 カウント0-2から変化球を空振り三振。

5番 新井 カウント2-2から5球目の直球を弾き返し中前打で一、二塁。

6番 梶谷 カウント1-1から右前適時打で2点目。なおも右翼手の送球エラーの間に梶谷も二塁へ進み、二、三塁とする。

7番 雄平 初球の変化球を打って二ゴロ。走者は変わらず。

8番 田中広 カウント0-2からカーブを叩き中前適時打で2点を加える。走者一塁。

9番 会沢 カウント2-1からの4球目がワイルドピッチとなり走者が二塁へ。カウント3-2からの6球目を遊直。


5回表 全パ

全セは3番手田中健(DeNA)が登板。

9番 炭谷 5球目を打って遊ゴロ。

1番 秋山 2球目の144キロ直球を打って左翼ポール際へ本塁打。全パが1点を返す。

5回表1死、秋山翔吾は左越えにソロ本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
5回表1死、秋山翔吾は左越えにソロ本塁打を放つ(撮影・栗木一考)

代打 浅村 3球目直球を空振り三振。

3番 柳田 初球の直球を打って二ゴロ。


5回裏 全セ

全パは秋山に代わり角中(ロッテ)が左翼、代打の浅村が二塁へ。松井稼に代わり清田(ロッテ)が右翼、中島に代わり今宮(ソフトバンク)が遊撃へ、中村に代わり松田(ソフトバンク)が三塁へ。

1番 丸 4球目を打って中飛。

2番 菊池 2球目を打って中飛。

3番 ルナ 四球を選び走者一塁。

4番 筒香 初球の変化球を叩き、中越え適時二塁打で全セが5点目。走者二塁。

5番 新井 3球目を打って右中間への適時二塁打で全セが6点目。走者二塁。

6番 梶谷 3球目を打って3者連続タイムリーとなる中前適時打で7点目。走者一塁。

5回裏2死二塁、梶谷隆幸は中前適時打を放つ(撮影・宮崎幸一)
5回裏2死二塁、梶谷隆幸は中前適時打を放つ(撮影・宮崎幸一)

7番 雄平 3球目を打って投ゴロ。  


6回表 全パ

全セ菊池に代わり山田(ヤクルト)が二塁、ルナに代わり川端(ヤクルト)が三塁、雄平に代わり平田(中日)が右翼。田中健に代わり4番手に大野(中日)が登板。

4番 中田 2球目を打って左前打。走者一塁。

5番 松田 5球目を打って中飛。

代打 森 初球の148キロ直球を振り抜き右翼席へ2ラン。初球宴での1発に、パのベンチはお祭り騒ぎ。前夜MVPを獲得した大阪桐蔭の先輩・藤浪(阪神)も笑顔で見守った。

6回表1死一塁、森友哉は右越えに2点本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
6回表1死一塁、森友哉は右越えに2点本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
右越え2点本塁打を放ち大谷(左から2人目)とジャンプしてタッチを交わす西武森(撮影・清水貴仁)
右越え2点本塁打を放ち大谷(左から2人目)とジャンプしてタッチを交わす西武森(撮影・清水貴仁)

7番 清田 5球目を打って二ゴロ。

8番 今宮 2球目を打って左飛。


6回裏 全セ

全パは代打の森がそのまま指名打者。十亀に代わり4番手増田(西武)が登板。

8番 田中広 カウント2-2から5球目の変化球を空振り三振。

9番 会沢 初球を打って三ゴロ。

1番 丸 2球目を打って左飛。

6回裏2死、丸の打球を好捕する左翼手角中(撮影・清水貴仁)
6回裏2死、丸の打球を好捕する左翼手角中(撮影・清水貴仁)

7回表 全パ

全セは田中広に代わり鳥谷が遊撃に。

代打 嶋 カウント1-2から146キロ直球を見逃し三振。

1番 角中 初球を二ゴロ。

2番 浅村 カウント1-2から見逃し三振。


7回裏 全セ

全パは代打の嶋が捕手。増田に代わり5番手武田(ソフトバンク)が登板。

2番 山田 初球を打って中飛。

3番 川端 2球目を打って投ゴロ。

代打 阿部 4球目を打って一ゴロ。

7回からマウンドに上がったソフトバンク武田は1イニングを無失点に抑え笑顔でベンチに戻る(撮影・今浪浩三)
7回からマウンドに上がったソフトバンク武田は1イニングを無失点に抑え笑顔でベンチに戻る(撮影・今浪浩三)

8回表 全パ

全セは代打の阿部が指名打者、新井に代わりロペス(DeNA)が一塁。大野に代わって5番手バーネット(ヤクルト)が登板。

3番 柳田 初球の149キロ直球を打って中前打。

4番 中田 初球の変化球をひっかけ、遊撃-二塁-一塁と渡る併殺打。

5番 松田 カウント0-2から153キロ直球を空振り三振。


8回裏 全セ

全パは武田に代わり6番手高橋朋(西武)が登板。

5番 ロペス 5球目を打ち上げ捕手の嶋へのポップフライ。しかし嶋がグラブの土手に当て、なおもつかもうとするが結局、落球。エラーの嶋は思わず苦笑い。走者一塁。代走に鈴木(巨人)が登場。盗塁を期待するスタンドからの歓声に包まれる。

8回裏無死、ホセ・ロペスの打球を落球する嶋基宏(撮影・栗木一考)
8回裏無死、ホセ・ロペスの打球を落球する嶋基宏(撮影・栗木一考)

6番 梶谷 初球の144キロの直球、鈴木が二盗を決める。カウント1-2から4球目を空振り三振。

8回裏無死一塁、代走鈴木尚は二塁盗塁を決める(撮影・加藤哉)
8回裏無死一塁、代走鈴木尚は二塁盗塁を決める(撮影・加藤哉)

7番 平田 2球目を投じた際に鈴木が三盗を試みるもアウトに。3球目の145キロ直球を弾き返し左翼スタンドへソロホームラン。三塁コーチを務める大阪桐蔭の後輩藤浪と歓喜のグータッチ。

8回裏、平田は左越えソロ本塁打を放ち大阪桐蔭の後輩・藤浪三塁コーチとグータッチ(撮影・加藤哉)
8回裏、平田は左越えソロ本塁打を放ち大阪桐蔭の後輩・藤浪三塁コーチとグータッチ(撮影・加藤哉)

8番 鳥谷 2球目を打って中前打。

9番 会沢 4球目を打って遊ゴロ。 


9回表 全パ

全セは指名打者の阿部が一塁へ、代走鈴木が中堅、6番中堅の梶谷に代わり中村が入り捕手に。9番捕手の会沢に代わり呉昇桓が入り投手。

6番 森 6球目を打って左翼への浅い飛球。

7番 清田 2球目を打って左飛。

8番 今宮 2球目を打って左飛。試合終了

9回1イニングを3本の左飛で締めてハイタッチを交わす呉昇桓(中央)(撮影・宮崎幸一)
9回1イニングを3本の左飛で締めてハイタッチを交わす呉昇桓(中央)(撮影・宮崎幸一)

<全パ先発>

(左) 秋山(西武)

(二) クルーズ(ロッテ)

(中) 柳田(ソフトバンク)

(一) 中田(日本ハム)

(三) 中村(西武)

(指) 糸井(オリックス)

(右) 松井稼(楽天)

(遊) 中島(日本ハム)

(捕) 炭谷(西武)

オールスター出場選手決定/パ選出選手一覧


<全セ先発>

(左) 丸(広島)

(二) 菊池(広島)

(三) ルナ(中日)

(指) 筒香(DeNA)

(一) 新井(広島)

(中) 梶谷(DeNA)

(右) 雄平(ヤクルト)

(遊) 田中広(広島)

(捕) 会沢(広島)

オールスター出場選手決定/セ選出選手一覧



<本塁打競争>

セの出場者は筒香嘉智(DeNA)、山田哲人(ヤクルト)

パの出場者は柳田悠岐(ソフトバンク)、中村剛也(西武)


<柳田2-3山田>

先攻は柳田。投手はソフトバンク門奈打撃投手。

2アウト後に1本。5アウトにも2本目、計2本で終了。


後攻は山田。投手はDeNA山崎康。

1アウト後、左翼席最前列へ1本。2アウト後、再び左翼席へ。その後、左中間席へ3本目を放った。

山田が決勝進出

HR競争に出場するヤクルト山田(撮影・清水貴仁)
HR競争に出場するヤクルト山田(撮影・清水貴仁)

<筒香1-2中村>

先攻は筒香。投手は巨人阿部。

4アウト後に右翼席へ1本も後が続かず。最後は飛距離十分も右翼ポール際への打球がファウルとなり、1本で終了。


後攻は中村。投手は西武炭谷。

1アウト後、左翼席へライナーで飛び込む1本。3アウト後、左翼席へ2本目を放つ。

中村が決勝進出

HR競争に出場する西武中村(撮影・清水貴仁)
HR競争に出場する西武中村(撮影・清水貴仁)

<決勝:山田1-1中村>

先攻は山田。投手はDeNA山崎康。

1アウト後、左翼2階席へ1発。その後は不発に終わる。


後攻は中村。投手は西武炭谷。

4アウト後に左翼場外へ達する1発にスタンドがどよめく。あと1本出れば優勝だが、力んだか? 後が続かず1本で終了。

ホームランダービーファン投票の投票数が上位の山田が優勝

山田「(出場メンバー中)自分が一番パワーヒッターじゃないのでビックリ。試合よりも緊張します」


<ルール>

トーナメント方式

対戦(1) 柳田-山田

対戦(2) 筒香-中村

決勝 対戦(1)の勝者対対戦(2)の勝者

※後攻選手の本数が上回った場合はその時点で終了。


1選手7アウト制

・見逃しはカウントしない。

・空振りやファウルを含め、ホームラン以外はアウトとする。


同数の場合

・準決勝、決勝とも順位決定は下記の通りとする。


1、ホームランダービーファン投票の投票数が上位の選手。

2、本年度公式戦でホームラン数が多い選手。

3、昨年度公式戦でホームラン数が多い選手。

※ただし、決勝がホームラン数0で同数の場合は引き分けとする。

開会宣言を行う長州力(撮影・加藤哉)
開会宣言を行う長州力(撮影・加藤哉)