日本ハム田中賢介内野手(34)が、名誉挽回の先制打を放った。

 3回2死一塁で、外角低めの変化球121キロをたたくと、打球はワンバウンドで高く上がり一塁手を越え右翼前まで転がった。3試合連続の打点となる右前適時二塁打。二塁ベース上で思わず笑顔が弾けた。前夜28日は失点につながった2失策を犯し、猛省して迎えたこの日。

 「いい当たりではなかったけど、越えてくれましたね。タク(一塁走者の中島)も必死に走ってくれたし、先制点が取れてよかったですね」とホッとしていた。

 なお2死二塁、続く陽岱鋼外野手(28)が左前適時打。「久しぶりにヒットを打てたような感覚です。良いところに飛んでくれましたね。先制してすぐに追加点が取れて良かった」。2点リードで、中盤に突入した。