西武西口文也投手(42)が23日、西武プリンスドーム内で引退会見を開いた。

 プロ21年、通算182勝で区切りをつけたことに「気分は晴れやか。表明してホッとしている」と優しく笑った。

 決断について「昨年のオフに球団と話して『もう1年、選手として頑張る。ダメならダメでやめる』と伝えた。夏ごろから覚悟を固めて、本当に決めたのは9月になってから」と話した。ノーヒットノーラン、完全試合を含め3度、寸前で逃したことで有名だが「現役の時は運を使わなくて良かったと思ったけど、今思えばやっとけばよかった。ファンの印象に残るなら、それはそれでいいけど、実際はやっておいた方がいい」と悔しさをにじませた。将来的な指導者転身については「今は終わったばかりで何も考えていない」。24日以降も可能性の残されている今後の1軍戦登板に向けて調整する。