明大が主将の一打で延長戦を制し、春日本一の早大に先勝した。

 8回に4点を奪われ同点とされた。延長11回1死一、二塁で坂本誠志郎主将(4年=履正社)が左前適時打を放つと、左翼手が後逸する間にもう1点を追加した。

 投げてはドラフト1位候補の上原健太投手(4年=広陵)が8回に4点を失ったものの、大学入学後最長となる9回124球を投げた。また、高山俊外野手(4年=日大三)は初回に二塁打を放ち、最多安打記録まであと2本とした。

 善波達也監督(53)は「坂本は勝負強いところを見せてくれた。上原も(8回の)ホームランだけ。もっと良くなる期待はあるが、私やチームの期待に応えてくれている」と話した。