早大が法大に連勝し勝ち点3とした。3点を追う6回、ドラフト上位候補の茂木栄五郎内野手(4年=桐蔭学園)が同点3ランを放ち、7回2死満塁で丸子達也内野手(4年=広陵)が3点適時二塁打を放って勝ち越した。主将の河原右京内野手(4年=大阪桐蔭)は昨秋から21試合連続安打で、リーグ記録に王手をかけた。

 茂木が左翼席へ今季2号の同点3ランを放った。「逆方向への打球がアピールポイントなので、やっと出てくれて良かったです」と22日のドラフト会議に向けて印象づけた。楽天長島スカウト部長は「春からずっと見ている選手。バランスが取れていて雰囲気含めいい」と評価した。

 ドラフト候補の河原が、31日からの早慶戦で65年ぶりの最多連続試合安打のリーグ記録を狙う。初回に右前打を放って昨秋の慶大3回戦から続く連続試合安打を21とし、山村泰弘(慶大=49年秋~50年春)の記録にあと1で並ぶ。「調子は良くないですが、その中で1本出すことを心がけています。ドラフトは不安で眠れませんが、待つしかないです」と気を吐く。