阪神金本知憲監督(47)が27日、捕手今成亮太(28)の復活プランを明かした。あくまで三塁レギュラーを狙う立場ながら、05年の日本ハム入団時は捕手。12年4月に阪神移籍した際も本職は捕手だった。「今成なんかも捕手を練習させておかないとね。緊急の時のために。1軍で試合に出ていない時は2軍に行かせてマスクかぶらせておけばいい。安心して捕手を2人(制)にできる」と説明した。

 今季は内野手登録だった。三塁レギュラーに定着すれば話は別だが、「1カ月に1回でも、2回でもファームで3イニングでもいいから、マスクをかぶる」と計画する。チームにアクシデントが起こるなどした際、今成に捕手を任せられるメドが立てば、捕手用の1枠を有効活用できるというわけだ。

 まだ今成本人、矢野作戦兼バッテリーコーチとは話し合っていないという。あくまでプランの段階だが、13年7月13日DeNA戦以来となる捕手今成の現実味は十分ありそうだ。レギュラー捕手の可能性についても「もちろん、矢野がそう言えば。実力主義だから。まだ矢野にも相談してないから、あまり大きく書かないで」と笑わせながらも、否定をしなかった。既存の枠にとらわれず、新監督は猛虎の可能性を広げていく。