背番号24を背負い、真の「ヨシノブ2世」を目指す。東京6大学リーグで現役最多の15本塁打を放った慶大・谷田成吾外野手(4年=慶応)が、都市対抗11度の優勝を誇るJX-ENEOS入りを表明した。12日、横浜市内の同大学の寮で会見。「エネオスは練習も厳しく熱いチーム。あと2年間どう過ごすかを考え、そういうチームに行きたいと思いました」とOBも在籍する社会人の強豪へ進むことを決めた。

 10月22日のドラフト会議では上位指名が有力視されながら指名漏れ。リーグを代表する大砲に15社からオファーが届いた。JX-ENEOSで昨年まで監督を務めていた慶大・大久保秀昭監督(46)にも相談の上、数日前に最終決定を下した。背番号は慶大時代同様に「24」が内定。4年間「ヨシノブ2世」と言われてきた谷田は「ありがたいこと。その名にふさわしい選手になりたいです」と最短で2年後のプロ入りを目指す。