亜大が、延長14回の熱戦を制し、2年ぶり5度目の日本一に輝いた。

 延長14回は2死三塁から暴投で決勝点を挙げ、4投手の継投で1失点で逃げ切った。適時打はなくても、亜大らしい粘りの野球で頂点に立った。

 生田勉監督(49)は「昨日ビデオを見させてもらいましたが(早大大竹は)すごくいいピッチャーで、うちのバッターでは打てないと思った。ロースコアでワンチャンスを何とか生かしたいと思いました。まさか延長戦になるとは思わなかったです」と喜んだ。

 投手陣は細かい継投でピンチをしのぎ「リーグ戦中から完投できるピッチャーが1人もいない中、何とか継投で強力打線を抑えたかった」と言った。

 13回裏1死満塁のサヨナラのピンチを併殺で切り抜けた花城直投手(4年=八重山)は「前のピッチャーが一生懸命投げていたので、自分も一生懸命投げて絶対に抑えようと思いました。最高です」と感激した。