韓国が米国に大勝し初代王者に輝いた。韓国は幸先よく初回に1点を先制すると、3回にも追加点。4回には朴炳鎬の3ランなどで5点を加え突き放すなど13安打の猛攻で8点を奪った。投げては5投手の継投で米国打線を完封した。
- 米国対韓国 米国に大勝し優勝を飾った韓国(撮影・たえ見朱実)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
韓 国 | 1 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 |
米 国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
【米】セゴビア、パウンダース、バスケス、チャーチ、イブランド、サッターホワイト、コールマン、デナト
【韓】金広鉉、林昶ミン、車雨燦、鄭大炫、曺尚佑
1回
【韓国】
米国先発は右腕セゴビア
- 米国対韓国 力投する米国先発のセコビア(撮影・山崎安昭)
1番鄭根宇 中前に落とし無死一塁
2番李容圭 一塁走者が二盗に成功。右中間への適時二塁打で1点先制。なおも無死二塁
- 米国対韓国 1回表韓国無死二塁、先制の適時二塁打を放った李容圭。後方は遊撃手のソト(撮影・河野匠)
3番金賢洙 一ゴロの間に走者が進み1死三塁
4番李大浩 四球で1死一、三塁
5番朴炳鎬 死球で1死満塁
6番孫児葉 遊ゴロ併殺に倒れ追加点ならず
【米国】
韓国先発は左腕の金広鉉
- 米国対韓国 力投する韓国先発の金広鉉(撮影・河野匠)
1番メイ 初球を打ち上げ二飛
2番ソト 右前に運び1死一塁
3番フレージャー 遊撃への深いゴロ。ボールは二塁へ渡りアウトとなり2死一塁
4番マクブライド 空振り三振
2回
【韓国】
7番黄載鈞 三遊間を破り無死一塁
8番梁義智 打ち上げ二飛。1死一塁
9番金宰鎬 一塁走者が二塁に成功。二ゴロの間に走者が進み2死三塁
1番鄭根宇 初球を叩き三ゴロ
【米国】
5番パストーニッキー 二直
6番ブラック 中飛
7番スクラファニ 見逃し三振で3者凡退
3回
【韓国】
2番李容圭 四球で出塁。無死一塁
3番金賢洙 右中間フェンス直撃の適時二塁打で1点追加。なおも無死二塁。米国はここで2番手右腕パウンダースが登板
4番李大浩 遊直で1死二塁
5番朴炳鎬 空振り三振で2死二塁
6番孫児葉 四球を選び2死一、二塁
7番黄載鈞 見逃し三振
【米国】
8番ロールフィング 打ち上げて中飛
9番フィリップス 打ち上げて遊飛
1番メイ 遊撃への内野安打で2死一塁
2番ソト 三遊間を破り2死一、二塁
3番フレージャー 空振り三振。2死から連打も得点ならず
4回
【韓国】
8番梁義智 一邪飛
9番金宰鎬 三塁線を破る二塁打で1死二塁
1番鄭根宇 中前へ抜けようかというゴロを遊撃手が好捕も内野安打となり1死一、三塁
2番李容圭 死球で1死満塁。
3番金賢洙 一塁線を破る適時二塁打で2点を追加。なおも1死二、三塁
4番李大浩 空振り三振で2死二、三塁
5番朴炳鎬 左翼席へ豪快に3ラン。7-0とリードを広げる
- 韓国対米国 4回表韓国2死二、三塁、朴炳鎬は左越え3点本塁打を放ちガッツポーズしながら生還する(撮影・加藤哉)
6番孫児葉 四球で2死一塁。ここで米国は3番手左腕バスケスが登板
7番黄載鈞 二ゴロ
【米国】
韓国は閔炳憲が入り6番右翼
4番マクブライド 左翼線ギリギリの位置へ二塁打。無死二塁
5番パストーニッキー 本塁ベース手前に弾む打球。投手が処理し一塁へ送球も、ボールが打者走者に当たり転々。二塁走者が生還するが、打者走者がラインの内側を走っていたとして守備妨害をとられアウト。走者は二塁のまま
- 韓国対米国 4回裏米国無死一塁、パストーニッキーは投ゴロを放ち投手からの送球が自らに当たってアウトになったことに納得がいかず、猛抗議する(撮影・加藤哉)
6番ブラック 三ゴロで2死二塁。
7番スクラファニ 二ゴロ
5回
【韓国】
8番梁義智 投ゴロ
9番金宰鎬 遊飛
1番鄭根宇 二ゴロで3者凡退
【米国】
8番ロールフィング 三ゴロ
9番フィリップス 見逃し三振
1番メイ 見逃し三振で3者凡退
6回
【韓国】
2番李容圭 見逃し三振
3番金賢洙 左前へ運び1死一塁
4番李大浩 死球で出塁。1死一、二塁
5番朴炳鎬 四球を選び1死満塁。ここで米国は4番手右腕チャーチが登板
6番閔炳憲 初球を打ち上げ右飛。三塁走者がタッチアップを狙うも三本間で挟まれタッチアウト。得点ならず
【米国】
韓国は2番手右腕林昶ミンが登板
2番ソト 空振り三振
3番フレージャー 二ゴロ
4番マクブライド 四球を選び2死一塁
5番パストーニッキー 空振り三振
7回
【韓国】
7番黄載鈞 一飛
8番梁義智 遊ゴロ
9番金宰鎬 見逃し三振で3者凡退
【米国】
韓国は3番手左腕車雨燦が登板
6番ブラック 三遊間を破り無死一塁
7番スクラファニ 三邪飛に倒れ1死一塁
8番ロールフィング 見逃し三振で2死一塁
9番フィリップス 空振り三振
8回
【韓国】
米国は5番手左腕イブランドが登板
1番鄭根宇 初球を中前に運び無死一塁
2番李容圭 初球を叩き右前打を放ち無死一、三塁
3番金賢洙 右飛。三塁走者が本塁を狙うも好返球にあいタッチアウトで2死一塁。米国はここで6番手右腕サッターホワイトが登板
4番李大浩 空振り三振
【米国】
1番メイ 遊ゴロ。ここで韓国は4番手右腕鄭大炫が登板
2番ソト 空振り三振
3番フレージャー 四球を選び2死一塁
4番マクブライド 二飛
9回
【韓国】
米国は7番手右腕コールマンが登板。
5番朴炳鎬 見逃し三振
6番閔炳憲 三遊間を破り1死一塁
7番黄載鈞に代え代打呉載元 四球を選び1死一、二塁
8番梁義智に代え代打羅成範 見逃し三振に倒れ2死一、二塁
9番金宰鎬 遊撃への内野安打で2死満塁
1番鄭根宇 押し出し四球で1点追加。なおも2死満塁。ここで米国は8番手左腕デナトが登板
2番李容圭 空振り三振
【米国】
韓国は5番手右腕曺尚佑が登板。姜珉鎬が捕手、呉載元が一塁、許敬民が三塁に入った
5番パストーニッキー 空振り三振
6番ブラック 遊ゴロ
7番スクラファニに代え代打マーティン 見逃し三振で試合終了
<韓国スタメン>
(二)鄭根宇
(中)李容圭
(左)金賢洙
(指)李大浩
(一)朴炳鎬
(右)孫児葉
(三)黄載鈞
(捕)梁義智
(遊)金宰鎬
先発投手 金広鉉
<米国スタメン>
(中)メイ
(遊)ソト
(二)フレージャー
(左)マクブライド
(三)パストーニッキー
(一)ブラック
(指)スクラファニ
(捕)ロールフィング
(右)フィリップス
先発投手 セゴビア
3位決定戦結果
日本11-1メキシコ(7回コールド)
準決勝結果
米国6-1メキシコ
日本3-4韓国
準々決勝結果
カナダ3-4メキシコ
キューバ2-7韓国
米国6-1オランダ
日本9-3プエルトリコ
1次ラウンド結果
<B組勝敗表>
◆日本(WBSCランク1位)米国(2位)ドミニカ共和国(6位)韓国(8位)ベネズエラ(10位)メキシコ(12位)
日 | 米 | ド | 韓 | ベ | メ | 勝-敗 | 順位 | |
日本 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 5-0 | 1 |
米国 | ● | - | ○ | ○ | ● | ○ | 3-2 | 2 |
ドミ | ● | ● | - | ● | ● | ● | 0-5 | 6 |
韓国 | ● | ● | ○ | - | ○ | ○ | 3-2 | 3 |
ベネ | ● | ○ | ○ | ● | - | ● | 2-3 | 5 |
メキ | ● | ● | ○ | ● | ○ | - | 2-3 | 4 |
<A組勝敗表>
◆キューバ(WBSCランク3位)台湾(4位)オランダ(5位)カナダ(7位)プエルトリコ(9位)イタリア(11位)
キ | 台 | オ | カ | プ | イ | 勝-敗 | 順位 | |
キュ | - | ● | ○ | ● | ○ | ○ | 3-2 | 2 |
台湾 | ○ | - | ● | ● | ● | ○ | 2-3 | 5 |
オラ | ● | ○ | - | ● | ○ | ○ | 3-2 | 3 |
カナ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | 5-0 | 1 |
プエ | ● | ○ | ● | ● | - | ○ | 2-3 | 4 |
イタ | ● | ● | ● | ● | ● | - | 0-4 | 6 |
【プレミア12メモ】
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催で新設された国際大会で、4年に1度開催。世界ランク上位12チームが出場する。1次ラウンドは6チームずつ2組に分かれ、各組上位4チームが決勝トーナメントに進む。
【主な大会規定】
◆1次ラウンドは6チームがA、B各組に分かれ、総当たりで対戦。上位4チームずつが決勝トーナメントに進む。
A組はキューバ(WBSCランク3位)、台湾(4位)、オランダ(5位)、カナダ(7位)、プエルトリコ(9位)、イタリア(11位)。B組は日本(1位)の他、米国(2位)、ドミニカ共和国(6位)、韓国(8位)、ベネズエラ(10位)、メキシコ(12位)。
指名打者制を採用し、球数制限はなし。コールドは5回15点差、7回10点差以上で適用し、準決勝、決勝では適用しない。延長10回以降は無死一、二塁からタイブレーク制。使用球はミズノ社製(NPB統一球)