オリックスが来秋ドラフト1位の筆頭候補に最速156キロ右腕の創価大・田中正義(3年=創価)を挙げていることが27日、分かった。東京新大学リーグで50イニング無失点を継続中で、大学日本代表で出場したNPB選抜との壮行試合で7者連続三振を奪った右腕。来秋ドラフトの超目玉を未来のエース候補に位置付け、競合覚悟で獲得を目指す。

 田中に対しては当初、12球団1位競合の可能性もあると言われてきた。ただずばぬけた才能は認めながらも、チーム状況に合わせ指名を見送る動きも他球団には出つつある。だがオリックス球団関係者は「たとえ12球団競合になろうとも、行くべき選手」と判断。西、東明ら20代の先発陣が大黒柱の金子に続くが、主力投手の年齢層が30代が軸になっている背景もある。次代の強力投手陣構築に、田中が目玉になる。