2004年のパ・リーグ三冠王でソフトバンクを退団し、他球団での現役続行を目指す42歳の松中信彦内野手が19日、宮崎市の古巣ソフトバンクのキャンプを訪れ、複数の球団に入団テスト実施を断られたことを明かした。「自分の中で期限は基本的に(2月末と)決めている。いつ呼ばれてもいいように、悔いのない最高の準備をしたい」と語り、テスト実施を待つ考えを示した。

 松中は現在、社会人時代に所属した新日鉄住金かずさマジック(旧新日鉄君津)で練習している。同日はソフトバンク2軍とかずさマジックの練習試合に同行。試合前の打撃練習に加わり、汗を流した。

 チームメートだった松坂大輔、和田毅両投手らと談笑し「いろいろな選手と会って元気な姿を見せてもらい、僕も元気をもらった」と話した。今後は福岡に戻って調整を続ける。