巨人は8日、東京・大手町の読売新聞東京本社で緊急会見を開き、高木京介投手(26)が野球賭博に関与していたと発表した。

 野球賭博問題の主な経緯は次の通り。

 ▽2015年10月5日 巨人が福田聡志投手の野球賭博関与を発表。同僚の笠原将生投手に紹介された知人との間で賭け。日本野球機構(NPB)の調査委員会が初会合

 ▽10・6 遠藤利明五輪相が「卑劣な行為」と批判。スポーツ振興くじをプロ野球に拡大する法改正に「導入はなかなか難しい」との見方を示す。巨人は全選手や監督、コーチ陣に事情聴取開始

 ▽10・7 巨人が熊崎勝彦コミッショナーに野球協約で定められている告発をする

 ▽10・8 ソフトバンクなどが問題を受けて選手らに聞き取り調査を開始

 ▽10・9 NPBも全職員、審判員に聞き取り調査を開始と明らかに

 10・21 NPB調査委は新たに笠原投手と松本竜也投手も野球賭博を行っていたと発表

 ▽11・9 巨人が福田、笠原、松本竜の3投手との契約を解除する方針を発表し、原沢敦球団代表は引責辞任。NPBは臨時実行委員会で再発防止策を12球団に説明

 ▽11・10 警視庁が3投手から任意で事情聴取したことが判明。熊崎コミッショナーが調査委の処分案を受けて3投手を無期失格とし、巨人に制裁金1000万円を科した

 ▽16・3・8 巨人が高木京介投手も野球賭博に関与と発表。渡辺恒雄最高顧問、白石興二郎オーナー、桃井恒和会長の辞任を発表