阪神が9回に2点差を追いつき、延長12回引き分けに持ち込んだ。

 序盤は巨人先発の菅野に抑え込まれていたが、0-3の5回に敵失から1点を返した。さらに9回、ゴメスの8号ソロと原口の犠飛で同点に。延長12回の守備では、右中間を破る打球で一気に三塁を狙った長野を、右翼横田から二塁北條、三塁今成へと渡った送球でアウトに。土壇場でタイガースナインが攻守で奮闘し、甲子園での巨人戦3連敗を阻止した。

 金本監督は「そうよね。負けなかった。菅野の試合で、選手たちも負けなかったのを前向きにとらえて、プラスに考えてほしい」と、選手たちの粘りを評価した。