プロ野球巨人の野球賭博問題で、東京地裁は24日、賭博開帳図利ほう助と常習賭博の罪で起訴された元選手笠原将生被告(25)の保釈を決定した。笠原被告は保釈金200万円を納付。午後4時50分ごろ、警視庁から保釈された。

 笠原被告は、関係者とみられる男性が運転する車で警視庁を出た。無表情でうつむいたままだった。賭博開帳図利罪で起訴された元飲食店経営者斉藤智被告(38)も保釈が決定。保釈金は250万円で納付された。

 起訴状などによると、笠原被告は14年5月~15年3月、松本竜也(23)、高木京介(26)両元巨人選手から賭け金を集めるなどして、斉藤被告の賭博を手助けしたほか、自分でもプロ野球と高校野球で賭博をしたとしている。笠原被告は斉藤被告の他、日本野球機構が野球賭博常習者と認定した大学院生の開く賭博にも、福田聡志元選手(32)らと参加。警視庁は今後、大学院生を立件する方針だ。賭博に参加した松本元選手らも書類送検する。