広島九里亜蓮投手(24)が6回4安打2失点と好投した。

 1回1死から重信に三塁打を浴びると、続く坂本には外角球を右翼前にはじき返され先制点を許した。2回以降は、切れのある真っすぐに変化球を織り交ぜながら攻めの投球を展開。4回まで無安打と立ち直った。しかし6回。1死から再び重信に三塁打を浴びるなど1死二、三塁とし、クルーズに左翼へ同点犠飛を打ち返された。

 6回裏に味方が再び勝ち越し、7回のマウンドはヘーゲンズに譲り降板となった。救援陣がリードを守り抜き、1年目の14年4月19日DeNA戦(横浜)以来2年ぶりの勝利を手にした。「野手の方に感謝したい。(2年ぶりの勝利は)率直にうれしい」と試合後、ようやく笑顔を見せた。