阪神ドリスが守護神の代役に名乗り出る。今日31日楽天戦から1軍に合流。9回の失点が全イニング中ワースト2位タイというチームの異常事態を救う。

 開幕から抑えを務めたマテオが右肩関節炎を発症し、現在2軍調整中。空白となった抑えに指揮官も頭を悩ませていた。そこで満を持して合流するのがドリスだ。登板過多による疲労を考慮され、19日に出場選手登録を抹消。しっかりと調整を行い、万全の状態で1軍に復帰する。

 前回昇格時には最速155キロ超の直球と、キレのあるフォークを武器に15回を投げ16奪三振。イニングを上回る高い奪三振率を残しただけに期待は大きい。求められるのはもちろん、守護神を含む重要な局面でのストッパーとしての役割だ。

 この日、香田投手コーチは「きついところを任せていいのかな。最初は楽なところで行かせたいけど。他のピッチャーとの兼ね合いもある」と話した。当面の間は藤川との併用となりそうだが、高い期待をかけられているのは間違いない。