清原被告と巨人時代に同僚だった元プロ野球選手野村貴仁氏(47)が5月31日、判決公判終了直後、高知市内の自宅で取材に応じた。清原被告の更生に「チ○チ○(男性器)を切ってしまえ!」と猛烈なゲキを飛ばした。

 野村氏は現役引退後の06年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。

 清原被告の懲役2年6月、執行猶予4年について「長いと言えるかもしれないが、妥当」と話した。

 待ち受ける厳しい更生の道へ「アルコールの中毒を治すには10年かかると言われるが、覚醒剤は1週間でやめることができる」と自らの体験を振り返りながら、清原被告へ「禁欲生活」を送るようにアドバイスした。覚醒剤はセックスの薬とも言われるが「スケベなことを考えたら薬(覚醒剤)を想像してしまう」。誘惑に負けそうなときには「チ○チ○を切ってしまえ! そのくらいの覚悟を持ってほしい」。

 これまで野村氏は清原被告が現役時代の98年時点で覚醒剤を使用していたと証言している。辛口のエールを送ったが「ちょっとやめられないかな」と不安そうな表情を見せた。【松浦隆司】

 ◆野村貴仁 のむら・たかひと。1969年(昭44)1月10日、高知県生まれ。県立高岡高校宇佐分校から三菱重工三原を経て90年ドラフト3位でオリックス入り。中継ぎ投手として巨人や日本ハムにも所属し、計11年で344試合24勝22敗39セーブ。04年限りで引退。