不動の4番、日本ハム中田翔内野手(27)に代打が送られた。2点を追う7回2死一、二塁の場面で中田に回ったが、栗山監督は代打矢野を球審に告げた。この日は西武岸の前に3打数無安打1三振。この試合を含め、最近10試合で38打数4安打と不振の主砲を代える大胆な勝負手を繰り出した。

 矢野は四球を選んで2死満塁と好機を広げ、続く田中賢が2点左前適時打を放って同点。さらに2死一、三塁からレアードが勝ち越しの中前適時打を放って岸をKOした。

 栗山監督は試合後、代打を送った場面について「腰の張りです」と説明。中田は「別に何とも思っていない。今日は、すごい勝ち方をしたので良かった。(明日の出場は)どうなるか分からないですけど、また明日、試合があるので」と淡々と振り返り、球場を後にした。