覚醒剤を使用して重大な事故を起こす恐れがあるとして、東京都公安委員会は1日、道交法に基づき、プロ野球の清原和博元選手(48)を180日間の運転免許停止処分とする方針を決めた。

 警視庁は19日にも清原元選手側から意見聴取し、処分する見通し。

 裁判資料などから検討した結果、清原元選手が覚醒剤を常用していたことや、今後も車を運転する可能性があることから、警視庁は免停処分が相当とし、都公安委が了承した。

 東京地裁は5月31日、覚せい剤取締法違反罪に問われた清原元選手に対し「覚醒剤への依存性は深刻で常習性も強い」として、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

 道交法は、交通への危険を生じさせる恐れがある麻薬や覚醒剤、危険ドラッグの使用者らを最長180日の免許停止処分にできると定めている。