東京都公安委員会は29日、道交法に基づき、プロ野球の清原和博元選手(48)を180日間の運転免許停止処分とした。過去に覚醒剤を常用しており、今後も使用して重大な事故を起こす恐れがあるとしている。

 警視庁によると、清原元選手の代理人が29日午後、鮫洲運転免許試験場で処分書を受け取って免許証を提出した。清原元選手は「免停処分の判断に従い、停止中は運転しません」と話しているという。

 警視庁は裁判資料などから検討し、清原元選手が覚醒剤を常用していたことや、今後も車を運転する可能性があることから免停処分が相当とし、都公安委員会が了承していた。処分に先立ち19日に意見聴取する予定だったが、「処分に不服はない」として欠席した。

 東京地裁は5月31日、「覚醒剤への依存性は深刻で常習性も強い」として覚せい剤取締法違反罪に問われた清原元選手に懲役2年6月、執行猶予4年の判決を言い渡し、確定した。