中日岩瀬仁紀投手(41)が史上3人目の900試合登板を果たした。1点リードの8回に5番手で登板した。米田哲也の949、金田正一の944に続く記録。

 NTT東海から98年ドラフト2位で入団。1年目から65試合に投げると13年まで中継ぎ、抑えとして15年連続で50試合以上に登板した。

 だがこの日は大乱調。無死満塁のピンチを招くと高城に右翼越え打を浴びて同点。続く桑原にも勝ち越しの2点左前打を打たれ、1死も取れず3失点でKOされた。ベンチに帰る途中に花束を受け取り、ぼうぜん自失の状態で戦況を見守った。逆転を食らった左腕はメモリアル登板を飾れず、2敗目。「言葉がない。最初のヒットで少しリズムが狂った。結果がすべてです」と落ち込んでいた。