西武が14カード連続勝ち越しなしで、再び最下位に転落した。

 1回に2点を先制されるも、直後の2回に渡辺、炭谷の適時打で3点を挙げて逆転。先発高橋光成投手(19)も2回以降、粘りの投球をみせたが、1点リードの7回に嶋にスクイズを許し同点とされたところでマウンドを降りた。後を受けたリリーフ陣も適時打を浴び、この回4点を失って再逆転された。

 7イニング中、6度先頭打者の出塁を許した右腕は、6回1/3を9安打4失点(自責3)で自身8連敗の9敗目。

 「2回以降は走者を出しながらも何とか粘って投げられましたが、先頭打者を出し過ぎたのが一番の反省点です」と唇をかみしめた。

 打線もリズムに乗れず、3回以降の得点は8回に森の犠飛で奪った1点のみ。借金は今季ワーストの21に膨らんだ。田辺徳雄監督(50)は「(高橋光は)粘ったけど1点差がしんどかったのか。追加点がとれないのが…」と厳しい表情。「とにかく点を取るしかない」と話した。