楽天今江敏晃内野手が、自身33歳の誕生日を史上122人目の通算1500安打で彩った。

 6回1死一塁の第3打席に、オリックス金子の外角スライダーを右前へ運んだ。

 「誕生日に1500安打を打つことができてうれしいです。家族も見に来てくれていましたし、今日の最終で東京に帰らないといけないと聞いていたので、3打席目までになんとか打ちたいと思っていました。結構なプレッシャーでしたけど、家族の前で節目の安打を打つことができてよかったです」と振り返った。

 節目の日に思い出したのは、09年に亡くなった母の存在だった。「天国で見守ってくれている母親に『丈夫な体で産んでくれてありがとう』と伝えたいですし、3打席目は母のことを思って打席に入りました。母が打たせてくれたと思います。1500安打は、いろいろな人に支えられてたどりつけた数字です。僕は2000本を打ちたいと思っていますし、1500本は通過点。これからも1本1本を積み重ねていきたいと思います」としみじみ話した。