ソフトバンクの3年目、加治屋蓮投手(24)が9回にプロ初登板し、1回を3安打1失点。13年ドラフト1位がようやく1軍デビューした。

 ブルペンから極度に緊張していた。9点リードのマウンド。受ける相手も2軍で長く一緒にプレーする拓也だった。

 いきなり荻野に二塁内野安打も、この日2発のデスパイネをスライダーで空振り三振。鈴木に適時打を許したが、最後は井上を145キロ直球で投ゴロ併殺を奪った。

 「ホッとしてますね。オープン戦の方がフワフワしていた。経験していたので違ったのかな」。3月3日阪神戦、ヤフオクドームで2イニング投げていたことが生きた。

 同期の森、岡本、上林はすでに1軍を経験。加治屋は「僕が一番遅かったので。しっかりやらないと」と力強かった。