中日が8月5日以来の最下位脱出を果たした。理想的な試合運びだった。ドラフト1位小笠原慎之介(18)が7回途中無失点と粘りの投球で2勝目。「何とか粘れました。ピンチでもやっぱり腕を振ろうと思った。打たれてもいいからという気持ちだった」と話した。森繁和監督代行(61)は「0点で抑えてくれたからな」と粘りをたたえた。

 打線も、初回の福田永将内野手(28)の9号2ランにはじまり、7回は福田と高橋周平内野手(22)の連続適時打で3点。8回は藤井淳志外野手(35)の2点適時打、9回は代打ダヤン・ビシエド外野手(27)の22号ソロと、効果的に援護した。苦手の神宮で圧勝し、ヤクルトとの最終戦を終えた。対戦成績は9勝16敗。