11月の強化試合、来年3月のWBCでの世界一奪還に向けた侍ジャパンの首脳陣が、固まってきた。今春の強化試合で不在だった日本代表のバッテリーコーチに、巨人村田善則バッテリーコーチ(42)が就任することが3日、分かった。

 村田バッテリーコーチは、昨秋のプレミア12ではスコアラーを務め、ベンチの外から献身的にチームを支えてきた。他国情報や日本代表各選手のプレースタイルに精通し、小久保監督を支える存在になりそうだ。

 ヘッドコーチは、プレミア12に続き、今季まで西武で内野守備走塁コーチを務めた奈良原浩氏(48)が就任する見通し。投手コーチは今春の強化試合に続き権藤博氏(77)、打撃コーチは稲葉篤紀氏(44)、内野守備走塁コーチは仁志敏久氏(44)、外野守備走塁コーチは、巨人大西崇之コーチ(45)が担当する予定だ。2大会ぶりの優勝を目指すWBCも、同じ首脳陣で臨む見通しになっている。

 この日は、都内で新体制初のスタッフミーティングを開き、メキシコ、オランダとの強化試合(11月10~13日、東京ドーム)のメンバー選考などを行った。コーチを含めた代表メンバーは10月中旬に発表される。