侍ジャパン小久保裕紀監督(45)は18日、メキシコ、オランダと計4試合対戦する強化試合(11月10~13日、東京ドーム)の代表メンバー28人を発表した。

 侍ジャパンの投手陣は、宮西、千賀、石川、中崎、田口、石田が初選出された。昨秋のプレミア12では、準決勝の韓国戦で3点リードの9回に4失点し、クローザー確立がチームの課題に挙がる。今回のメンバーで専門職としているのは中崎、山崎康、秋吉。小久保監督は「抑えは今の時点では1人と決めていない。4試合通しながら、各球団を代表するクローザーたちなので、その人たちにやってもらう」と説明した。

 来春WBCでは球数制限が設けられ、第2先発の役割も重要になる。チームで先発する千賀について、「昨年の中継ぎ登板を見た時に、あのフォークは国際大会で十分通用すると感じていた」と、2番手以降で起用する可能性を示唆。今季途中に先発転向した増井も、「中でも使えるという考えはある」と臨機応変に対応する考えだ。チームに不足する先発型左腕として、石田、田口を招集した。