日本通運(埼玉)が決勝に進出した。初優勝した21回大会以来22年ぶり。9回に2本の適時打で逆転し、王子(愛知)に5-4で競り勝った。

 日本通運が逆転勝ちで22年ぶりの頂点まで1勝とした。9回1死二塁から藤嶋宏俊外野手(23)の三塁打で追い付き、2死一、三塁から浦部剛史内野手(28)が中前へはじき返した。連日の殊勲打となったヒーローは「最後の大会くらい仕事をしたい。打てて良かった」と笑顔。藪宏明監督(49)は「よく最後まで粘って、ひっくり返した」とたたえた。