環太平洋大が今大会初のタイブレーク(1死満塁から攻撃)を制し、大体大を下した。

 10回に1点を奪い勝ち越すも、その裏すぐさま追いつかれた。続く11回、押部智樹外野手(1年=育英)が2点適時打を放ち、エース和田洸輝投手(4年=久御山)がその裏を無失点に抑えて逃げきった。

 野村昭彦監督(47)は前広島・野村謙二郎監督の実弟で、13年から指揮を執る。「タイブレークの練習をしっかりとやってきました。代表決定戦もタイブレークでしたから」と話した。四国・中国3連盟の代表決定戦では近大工学部と同じ延長11回、タイブレークで勝利を挙げた。

 「和田をはじめ4年生がよくやってくれた」。就任時1年生だった4年生の頑張りを喜んだ。