関大（関西５連盟第１）が初戦で姿を消した。

　先発の吉川峻平投手（４年＝関大北陽）が味方の拙守もからみ、序盤で４失点。４回から登板した阪本大樹（３年＝履正社）が無失点で流れを引き寄せ、７回に松島恒陽（こうよう）内野手（１年＝履正社）が左中間を破る適時二塁打で１点を返した。さらに９回は先頭の松山和哉主将（４年＝ＰＬ学園）の安打から２死満塁の大チャンスを迎えたが、あと１本が出なかった。

　３回に２ランを浴びた吉川は「シンカーを運ばれました。明大の各打者はスイングスピードが速く、力の差を感じました」と悔やんだ。チーム唯一の適時打を放った松島は「何が何でも打とうと外のスライダーに食らいつきました。力の差を実感しました」と大学１年目の全国経験を来年以降に生かす。