敗れた環太平洋大の「野球兄弟」は、野村昭彦監督(47=前広島・野村謙二郎監督の実弟)だけではなかった。

 2番手として登板した又吉亮文投手(3年=浦添)は中日又吉の弟で、兄と同じ16の背番号をつけマウンドに上がった。

 3点を失った4回、なおも続いた2死一、二塁で登板し、2球で中飛に仕留めた。続く5回には3番手に交代したため、出番はこの1人だけだった。

 又吉は「抑えきることだけを考えた。もっと監督の信頼を得てまたここに戻ってきたい」と話していた。