ロッテのルーキー原嵩投手(18)が、2年目の飛躍に向け「春季キャンプ初日のブルペン入り」を中期目標に掲げた。

 千葉・鴨川の秋季キャンプで行われた紅白戦で先発し、3回を2安打無失点。「トレーニングで追い込んでいるので下半身が重かったが、シーズン中もそういうことがあると思う。万全でないなりの投球は課題なので、そういう意味ではよかった」と話した。

 プロ初年度を「通用する、しないをあまり考えすぎず、もう少し思い切ってやればよかったのかな」と振り返る。1年先輩の高卒プロ2年目組は、自分とは違うと感じた。「岩下さんとか香月さんとか、投手、野手を問わず、春季キャンプ初日からガンガンアピールしていました。自分も来年はそうやらないといけない」と自らに言い聞かせる。

 「きっと春のキャンプは初日からブルペンに入る人は少ないと思う。僕らにとってはアピールの機会になるのかなと」。秋季キャンプ終了後は台湾でのウインターリーグに参加する。帰国後もキャッチボールを欠かさず、投球の感覚をある程度保ったまま年越しする考えだ。

 年明けも早くからトレーニングをはじめ、キャンプ初日に照準を合わせる。「ただ低めに投げているだけでは打たれるというのも実感した。低めに強い球を投げ込めるように、下半身の強化や柔軟性アップにも取り組みたい」と意気込んだ。