来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する16カ国・地域の代表者が17日、ニューヨークの大リーグ事務所で会議を行い、大会ルールが決定した。イタリア野球ソフトボール連盟の公式ホームページによると、第3回大会まで延長13回から適用されていたタイブレーク・ルールは、11回からに改正される。侍ジャパンは先日行ったオランダとの強化試合で2試合連続でタイブレークの末に勝利しており、日本にとっては有利となりそうだ。

 また、選手の出場登録は投手13人以上、捕手2人以上を含む1チーム28人で、予備投手10人を登録し、大会期間中に予備投手からの入れ替えが可能となる。前回大会では1月中旬だった出場選手登録も2月6日までに主催者に提出と緩和。キャンプでソフトバンク柳田らけが人のチェックが行える日程になったのも侍ジャパンにとっては朗報だ。

 試合に関しては、5回で15点差以上、7回で10点差以上がつけばコールドになるルールが引き続き採用された。投手の球数制限は、1次ラウンドが65球、2次ラウンドが80球、決勝ラウンドが95球まで。50球以上を投げた投手は次の登板まで4日空けること、30球以上を投げるか2連投をした投手は1日空けるなど、前回大会のルールが引き継がれた。

 この他、毎試合終了後に2選手が選ばれドーピング検査を行うこと、全16参加国・地域に賞金が与えられ、その半分が選手に分配されることなどが決まった。