阪神は22日、西岡剛内野手(32)が背番号7から5に変わることを発表した。

 オリックスからFAで新加入する糸井に譲る格好で、大阪市内のホテルで行われた球団納会前に「この世界は自分より実績がある選手が、よそから来るとなれば、こういう状況になるのは重々、分かっている。僕も阪神に来るとき、背番号7の選手がいたなかで譲り受けた。(糸井さんに)気分よくやってしてほしいし、僕も気分よくスッキリしている。新しい背番号で、来年頑張りたい」と話した。親交がある糸井とも連絡を取って「7番を希望するなら、気分よく着てください」と背番号を譲る意思を直接、示したという。「糸井さんとは仲良くしていた。チームの戦力になる人。僕自身、負けずにチームの戦力になりたい」とうなずいた。背番号7はロッテ入団時からつけるなど、愛着のあるナンバーだった。今季は7月に左アキレス腱(けん)を断裂し、その後はリハビリに専念する。